Jazzヴォーカリスト「びび」こと工藤直子の日々。


by vivian_n
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カテゴリ:百閒先生( 15 )

世田谷文学館

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土曜日に世田谷文学館
『宮脇俊三と鉄道紀行展』を見に行った。
没後5年、初の回顧展なのだそうだ。

宮脇さんと言えば。

Yagoが鉄道関係、
特に『時刻表2万キロ』を
何回も何回も読み倒す程にリスペクト。
面白いから読んでみてと渡されたものの、
列車乗りつぶし系はさすがに興味が持てず、
途中放棄してしまったのであった。
でも『時刻表昭和史』や、特に廃線跡、
宮脇さん称するところの
いわゆる“鉄道考古学”関係は
とても興味深く面白かった。

しかも宮脇さんは百閒先生を
鉄道紀行文の祖としてだけではなく、
文章家としても尊敬していたという。

会場は、鉄道紀行文というジャンルが確立して行くまで
(内田百閒−阿川弘之−宮脇さんへの流れ)から始まって、
今回の目玉、『時刻表2万キロ』に出て来た白地図(実物)の展示など。
面白かったのは、宮脇さんが架空の路線を勝手に計画して、
その路線の時刻表まで作成するという企画。
(これは『線路のない時刻表』という本になっている)
こまごまと書かれた手製の時刻表の上の、はじっこの方に
「開通見込不明」とか「国鉄非監修」と書いてあったのがおかしかった。

私は私で、鉄道紀行文の始まりと言われている、
百閒先生の『阿房列車』(普及版)の本物が見れて
とっても嬉しかったのだった。

という事で、展示は9/15までとの事。
興味のある方は鉄分補給しに行ってみてねw
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by vivian_n | 2008-09-11 19:57 | 百閒先生

120年

来年は先生の生誕120年なんだそうな。
それを記念して、特集本が出たらしい、という情報を入手。
というわけで。


内田百けん―イヤダカラ、イヤダの流儀 (別冊太陽)
/ 平凡社
ISBN : 4582945163





もう手元にあったりするワケで(笑)
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by vivian_n | 2008-09-03 00:13 | 百閒先生

カレセン

カレセンちう本がF&Mに置いてあった。
カレセン=枯れたオヤジ専科なんだそうだ。
なんで置いてあるかっちうと、
土屋先生のいんたびう@F&Mが載ってるからなんだって。
ふとオビを見ると、

内田百閒から「リストランテ・パラディーゾ」まで』
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ちょいワルオヤジはもう古い!…などと。

しかし。
いきなりそう来ちゃう?

内田百閒から……?

ちょwwwマニアックすぎるだろwww

いや、私は好きだからいいんだけどね。
つか元々マニア向けの本だからいいのかw

しかし、カレセンなお嬢様方にお勧めする本の中に
川上弘美の『センセイの鞄』が載っていなかったな。
仕方が無い。私がご紹介しておきましょう。
つ事で、↑のリンクからどぞ。

ま、今日はそんなところで。
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by vivian_n | 2008-03-10 23:19 | 百閒先生

『長春香』によせて

先生の作品には、
亡くなった知人や友人について書かれた作品が
本当にたくさんある。
『鶏蘇仏』『破軍星』『空中分解』
『一本七勺』『花のない祝宴』『とくさの草むら』
『竹杖記』『漱石先生臨終記』
そして『東海道刈谷駅』。
今パッと思いつくものだけで、これだけある。
『長春香』も、そういった作品のひとつなのだけれど、
ちくま文庫の集成には収録されていないと
ずっと思い違いをしていて、
最近になって気が付き、
先日やっと、このセンチメンタルな、
淡い恋のような話を読むことができた。

ドイツ語を自宅に習いに来ていた女学生、長野初との交流。
聡明で、美しい彼女から聞くとはなしに聞いた、
不幸な「最初の結婚」と、幼くして亡くなった子供のこと。
関東大震災で彼女が消息不明になった後、
安否を尋ねて歩く先生と、その後、毎年震災記念堂に
おまいりに行く度に気付く奇妙な記憶の混乱。
彼女の家の焼け跡に残っていた鳥の形をした一輪挿しと
腰掛け稲荷での闇鍋を囲んだ馬鹿騒ぎ。

先生は、『長春香』の約30年後にも、
彼女の事を『アヂンコート』という作品で回想しているのだけれど、
こちらは、「男女」であると同時に「師弟」でもあることの
何か切なさのようなものが伝わって来る。

お初さんは、その当時空き地になっていた
被服廠跡に避難したのだという。
広い所に逃げれば火事はやり過ごせると考えていたのかも知れない。
しかし、それが逆に、最悪の結果を招いてしまったのだ。
事実、本所界隈のほとんどの人がそこで亡くなったという。
被服廠跡は、その後震災記念堂となり、
現在では東京都慰霊堂として、
東京大空襲で亡くなった身元不明の人たちも合祀されている。

『アヂンコート』の最後にこんな事が書いてある。

 ーしかし私はなぜそんなにお初さんを探しに行ったのか。
  ただ消息が知りたかったと云っても、
  消息を突き止めてどうすると云うのだろう。(中略)
  人ごみに交じって、むくむくと立ちのぼる香煙の向うに
  何を見ようとしたのだろう。ー


…って私、去年の10月頃、東京都慰霊堂に、
その建物自体を見たくて行ってるじゃん(@_@;
それに、今年の始めに音羽界隈を散歩した時、
盲学校のそばの腰掛け稲荷の前も偶然通ってるよ…。
先生の女弟子が、関東大震災の時に被服廠跡で
亡くなっているという事は、別の作品にも所々出てくるので
なんとなく知っていたけれど、
腰掛け稲荷まではさすがにノーチェックだったわい。

…もうやだなあ先生。
先に言ってくれればよかったのに。
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by vivian_n | 2008-03-05 01:11 | 百閒先生

とうとうここまで…

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もう後戻りできないよう……
しかし、漢字にルビ振ってないよコレ…どうしよ…orz
とりあえず気合いで『蜻蛉眠る』だけ読んで、
現在挫折ちう(^^;

で、今は貸してもらった浅田次郎の短編を、
ぶりぶり読んでまつ。
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by vivian_n | 2007-12-16 00:02 | 百閒先生

縁あって

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先生が最後に住んでいた場所を通りました。

ちょっとだけ、ナミダが出ました。
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by vivian_n | 2007-06-14 19:03 | 百閒先生

古地図でレッツ妄想♪

いかん。
いかんです。
このままぢゃ、ストーカーと呼ばれそうで(笑)

百閒先生が住んでいた所を調べてみたい。
しかし、住所は分かっていても地名が今とは違うので
一体どの辺りだったのか、いまいちピンと来ない。
図書館に行けばすぐに分かるとは思うけれど、
今調べたいんだよっ!今っっっ!!!
という事で、
サイトをいろいろ検索して
見つけたのがコレ↓

『古地図で東京めぐり』
http://map.yahoo.co.jp/kochizu/

なんだ、Yahooさんてば分かってますね(きら〜ん)
この地図、江戸〜明治〜現在の3時代を
定点観察出来るという、なかなかのスグレモノなのだ。

ええ。喜々として調べまくりましたよ。
そうしたら驚きました。
先生は大正4〜11年まで小石川区高田老松町という所に
住んでいたとの事ですが、
この高田老松町、
私の生まれた文京区音羽と至近距離だったんです。
もちろん時代が全然違うから会うはずも無いんですけどね。

この話にはまだ続きがあって、
このあと私達は中野区上高田4丁目に引っ越すんですが、
上高田4丁目には、
百閒先生の東京のお墓(金剛寺)があるのです。
私達がそこに住んでいたのは
昭和45年の年末ぐらいまでだったので、
結局先生とはすれ違いのままでした。

ただの偶然のような気もするし、
そうでないような気もする。
ここはひとつ、
妄想を膨らませるのが得策かと……。
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by vivian_n | 2007-05-10 23:31 | 百閒先生
松浜軒で先生の余韻を探し、
熊本城を見上げ、
水前寺公園で亀と戯れ、
肥薩線と豊肥本線に乗って先生と同じ景色を眺めたワシ。

もうこーなったら行くしかないでしょう!
という事で、池袋のシネリーブルへ。
百閒先生が登場するという、
ウワサの『ユメ十夜』を
観て来ました。
映画は夏目漱石の『夢十夜』が原作。
オムニバス形式で、
第一夜から第十話までの全10話はそれぞれ監督が違い、
ベテランや気鋭の若手が入り乱れている。

百閒先生が登場するのは第一夜。
脚本は、『百閒先生月を踏む』で
先生を題材にした小説を書いた久世光彦氏。
監督は実相寺昭雄氏。

第一夜からいきなりファンタジックだった。
土間では先生の奥様らしき人が茶店を切り盛りしている。
土間を上がるとすぐ書斎で、
先生は原稿に向かっている。
窓の外には、おもちゃのような観覧車。
これは、、、先生というより
大槻ケンヂの世界みたいだw
肝心の話は…
あまりにもファンタジックでよーわからんw

それはそうと、久世さんの書く先生は淫靡だ。
ワシも何となく
先生はエロかったんじゃないか
という気がするのでいいと思うw

文机の上がほんの少し映るカットがあった。
その上の原稿用紙にハッとする。
先生が『ある時期』使っていた原稿用紙は、
平山氏の本のどこかに書かれていたが、
“風船画伯”谷中安規氏の手刷りのもので、
薄緑色で、マス目の上部には、
失念してしまったが
何かの絵が描かれているものなのだ。
きっと、それだ。
あまりのこだわり様に頭がクラクラしてしまった。
その事で頭がいっぱいになっていたら、
第一夜が終わったw

この映画で面白かったのは
第六夜と第十夜。
ダントツに面白い。
全体を通してファンタジックだったり、
ホラーっぽかったり、
暗めのトーンのものが多いので、
単純に笑える話を
ちょうど口直しのように
それぞれ6番目と最後に持って来るセンスも好きだ。
いいアルバムを聴いている感じに似ているかな。

奇しくもこの第一夜は
脚本の久世氏と監督の実相寺氏の
遺作になってしまったという。

まただ。
百閒先生、先生って一体……。
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by vivian_n | 2007-04-09 22:00 | 百閒先生

谷中安規の作品

兵庫県立美術館のサイトで
谷中安規氏の作品の一部を見る事が出来るのを
つい最近知りました。

http://www.artm.pref.hyogo.jp/collection/major/index.html
↑のページの真ん中「The Collection」と書いてある所のすぐ下の
「所蔵品作品検索」に入り、
作品検索メニューのウインドウが開いたら、

『項目ごとにキーワードで検索する』

作品の種類⇒版画
作家名⇒国内の作家(よみ:た行/名前:谷中安規)

で検索をかけてみて下さい。
興味のある方はどうぞ…って言うか、是非見て欲しいです。
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by vivian_n | 2007-03-17 00:44 | 百閒先生

金曜日の邂逅

昨日は表参道のJazz Birdに
ほういちさんのライブを聴きに行きました。
voは松尾はるみさん。

諸事情によりライブ開始の1時間半も前に
表参道に着いてしまったワタクシは、
青山劇場の近くにある
青山ブックセンターへ。
『忙中謝客』と『百鬼園写真帖』をゲット。
しかしちくま文庫よ。
仕方が無いから集めているけど、
この集成を編纂するに当たっての意図が
全く持って分かりまへん。
あの掲載順、
なんとかならなかったのか。

まだ時間があるので
先程ちらっと見て気になっていた
70年代特集のコーナーを流す。
ついでにそのコーナーの裏側まで
暇つぶしに見ていると、
突如、「内田百閒」の文字が。

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この本、2003年12月に発売されたものなので
もう手に入らないかと思っていたんですが、
ある所にはあるんですね〜〜〜。

しかも、この表紙の「内田百閒」の
「田」と「百」の文字の隙間から
先生の頭に乗った小鳥が見えているw
これは、、今日、ここに来たのは、
この本に出逢う為だったのか……?
いや、ライブを見に来たんでしょうよ。


という事で。
ほういちさん、お久しぶりですね。
ワタクシは、初めて会った時から
ほういちさんのファンなのです。ひひひ。
あの親指から繰り出される音。
何とも言えない『人間が生きている音』ですよ。
そして、一見ソフトに見えて
実は激しいものを胸の奥に秘めている
棄権…
ぢゃねえ。
危険な雰囲気。

ス・テ・キ です。


松尾さんは、セッションで何回か
お会いした事があったけれど、
歌をまとめて聴かせて頂くのは初めて。
あの軽やかなフェイクを
ワタクシもやってみとう御座居ます。
いい歌を聴くと、
自分のやる気度(今風に言うとモチベーション?)も
アップするんですねえ。
そういう意味でもライブを聴きに行くってのは
やっぱりいいですね。


さて、思わず出逢えた本を携えて
喜々として家に帰ってちょっと調べてみたら、
まだ普通に手に入る事が判明致しました…。

う、運命かと思ったの…に………。
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by vivian_n | 2007-03-10 17:57 | 百閒先生