Jazzヴォーカリスト「びび」こと工藤直子の日々。


by vivian_n
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Verseについて考える

今週に入ってから、演歌歌手と作詞家の確執がテレビで
話題になっている。
どうやら、その作詞家が書いた演歌歌手の大ヒット曲に、
いつの間にか誰かが書いたVerseが付いていて、
それを聴いた作詞家が
勝手に歌詞を変えられたと激怒しているらしいのだ。
そう言えば昨年末の紅白で私も聴いたぞ。
私としちゃあ、へーVerseなんかあったのねーなんて
感心しちゃったワケなんだけど(笑)

まあ爺が頑固そうだとか、何で○のスタッフはちゃんと
言っておかないのとか言った所で爺は納得しなさそうだとか、
見え見えの嘘つくなよとか、
そういう事は、とりあえず置いておきましょうか。

そんなワケで、今朝風呂に浸かりながらとりとめも無く。

作詞家からすれば、その歌の歌詞はたくさんの言いたいことを
削って削って、
最後に残った、言わば『結晶』のようなものだったんじゃないのか
と思う。
例えが変かも知れないけれど、
海水から時間をかけて塩の結晶を作り出したと思ったら、
誰かがいきなりやって来て、そこに水をぶっかけられたような。

作詞家は、歌詞の部分にも通じる自分の母親のエピソードを
話していたけど、
そういう気持ちを知らずに他人が(その歌詞からヒントを得たにしろ)
勝手にVerse部分を付け足していいものなのだろうか?
もしかしたら芝居の中で歌う為に付けられたVerseなのかも
知れない。
それならなんとなく理解できる。
芝居と歌詞の内容とを擦り合せる為にVerseが必要だったかも
知れないからだ。

ここまで考えて、ふと思った。

じゃあスタンダードの場合は一体どうなってんの???

スタンダードの、特に歌に関しては映画やミュージカルで使われた
歌がかなりの割合を占めているという事は、ちょっと調べてみれば
分かる。
で、作詞者とか作曲者に注目してみる。
曲によっては作詞者や作曲者が一人ではなかったりする。
普通に考えると、一緒に作詞したり作曲したのだろう。
でもそうじゃない場合があるかも知れない。
もしかしたら、それらの曲の中に混じって、
上記と同じように、ストーリーと曲の歌詞を擦り合せるために
テーマの作詞者ではない人物が作詞した『後付けVerse』があって、
テーマ部分の作詞(又は作曲)をした人と、Verse部分の
作詞(又は作曲)をした人を
全部まとめて書き出してあるのかも知れない。

そんな事が実際にあるのかどうかは不明だけど、
すべてのものに例外あり。
どうもあるような気がしてならない。

ここでは『後付けVerse』がいいのか悪いのか、どーでもいいのかは、
読んで下さった方の判断におまかせするとして、
わざわざワイドショーな話題を引き合いに出しておいて
結局何が言いたかったのかと言うと、

『Verseは曲と一緒に出来たものばかりではないかも知れない』

という事に今更乍ら気付かされた事だ。
そして、そのVerseはテーマの作詞(作曲)者とは
別人かもしれないという事だ。
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by vivian_n | 2007-02-22 19:09 | JAZZ